結婚相談所

長いことメンタリング(カウンセリング)をしていると、本当に様々なキャラの方にお会いします。

以前は就活・再就職が中心でしたが、最近は婚活・恋活相談が増えてきました。

以前相談にいらした、30代後半・離婚歴ありの男性(Kさん)。すぐにでも結婚したいとのことで相談所に登録したものの、とにかく決まらない。

某相談所の担当仲人さん(知人女性)も、あの手この手を尽くしたようなのですが、女性を見下す感じでとにかくプライドが高く、何を言っても反論してくる姿勢が、さすがの仲人さんも限界に達してしまったようです。

最初にお会いした時の様子

私が相談者の男性に最初にお会いした時の様子です。持参した書類らしきものを、テーブルの上に投げ置き、視線も合わさず挨拶もそこそこにドンと座る。よれよれのウレタンマスクを、会話中アゴまでズラす戻すの繰り返しで落ち着きがない。

質問に対しての明確な答えが返ってこない。離婚の理由を聞くと前妻の悪口が止まらない。会話中に〝女性ってのはさぁ〟という持論フレーズが多く、終始プライド大放出セールといった様子。

最終的に担当していた仲人さんの悪口に発展し、私に対し「で、あなたは成婚までどれくらいかかるの!?」と言ってきたので、

「過去の平均は4ヶ月ほどで、最短は1ヶ月、最長で6ヶ月です」と伝えると満足そうな表情で「へぇ〜じゃお願いするよ」となったのですが…

「申し訳ございません。Kさんのように女性を見下し、ご自身の非を省みるご様子のない方は、当所ではご遠慮いただいております」

「持論ですが、プライドはアンダーウエアと認識しており、人前で下着全開で生活している方とは相容れないと考えます」「失礼を承知でお伝えしますが、自身を省みず他者の悪口を、これ見よがしにお話しする姿勢を改めなければ、全ての分野で幸せは来ませんよ」

とお伝えしました。

激昂するかなと思ったのですが「えっ……そうですか…」といって、うつむいてお帰りになりました。

半年後

半年後、知人の女性仲人さんからお礼の電話がきました。「Kさんが見違えるように変わり、ご成婚しましたぁぁぁ」と。

メンターとしての私の言葉がKさんにどう響いたかはわかりません。Kさんは自らの思考と言葉を変え、望む結果を手に入れたことは、100%Kさんのチカラです。

我々メンターの関わりは、継続的であれ、一瞬であれ、その方が望む結果のキッカケになれば嬉しいと感じています。
〝変化〟は不安なものではなく、ワクワクするものに感じてもらえれば良いかなと。

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